【スタッフブログ】第3回Tokai EVT向上委員会で講演をさせていただきました!!
亀山透析クリニック開院準備室 臨床工学技士:三上
先日、ボストンサイエンティフィックジャパン株式会社が主催する第3回Tokai EVT向上委員会にて、当法人(津みなみクリニック)の坂田総看護師長と共に発表させていただきました。
以前から津みなみクリニックでは近隣の透析施設の方々と一緒に、いかにして患者さんのバスキュラーアクセス(シャント)を守っていくかを話し合い、共に勉強する会を三重VAディスカッションという名称で実施してきました。
今回の講演会では、どのようにこの会を立ち上げ、運営しているかをお話しさせていただきました。
今ではこの会を津みなみクリニックの小川 看護師と堤 臨床工学技士が中心となって、主体的に運営してくれています。
本当に感謝です!!
また、今まで12回実施してきましたが、継続できているのは参加していただいている透析施設の方々があってのことです。
この場をお借りして感謝申し上げます。
さて、今回はEVT向上委員会ということで、CLI(重症下肢虚血)【動脈硬化によって足の血管が細くなり、重症化すると足が壊死してしまう病気】をどのように施設間で連携を取って治療していくかがテーマでした。
手足壊疽の発生率が一般の方を1としたとき、非糖尿病の透析患者さんで82.6、糖尿病の透析患者さんで481.4(透析会誌43(2)177~182,2010)と言われており、CLIは透析患者さんにとってかかわりが深く重大な病気です。そして、CLIもバスキュラーアクセスと同様、施設間の連携が非常に重要となります。
今回、CLIの治療に関して熱い気持ちをお持ちの著名な先生方とお話しさせていただくことで、たくさんの勉強をさせていただきました。
今後もたくさんの施設の方々と協力し、患者さんのバスキュラーアクセスと足を少しでも救えるように努力していきたいと思います。